内容説明
赤穂浪士、討入りの足跡をたどるもよし、お岩さんの無念に思いを馳せるもよし。歌舞伎ツアーへのいざない!読んでから芝居に接すれば楽しさ倍増、舞台となった旧跡を訪ねて歴史を体感。観劇にも街歩きにも欠かせない、充実のガイドブック。
目次
第1章 歌舞伎の旅に出よう(与話情浮名横櫛(切られ与三)
仮名手本忠臣蔵三段目 足利館殿中 松の間刃傷の場
仮名手本忠臣蔵 戸塚山中の場 道行旅路の花婿
仮名手本忠臣蔵 四段目 扇ヶ谷塩冶館切腹の場
仮名手本忠臣蔵十一段目 高家表門討入の場 ほか)
第2章 歌舞伎に見る江戸吉原の旅(吉原の歴史;歌舞伎の中の遊女たち;ときめく吉原への道;四つの吉原への道;揚巻の面影を求めて吉原の「いま」を歩く)
第3章 江戸~東京・歌舞伎ワンダーウォーク
著者等紹介
小田豊二[オダトヨジ]
1945年、旧満州ハルビン生まれ。早稲田大学第一政経学部卒業。出版社、デザイン会社勤務を経て、井上ひさし氏率いる劇団「こまつ座」創立に参加。機関誌「the座」元編集長
タムラフキコ[タムラフキコ]
長野県飯田市生まれ。京友禅工房、アニメーション背景会社などを経て、安西水丸氏にイラストレーションを師事。2006年より書籍・雑誌・広告などで活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
158
歌舞伎の有名18作品のあらすじ・名セリフ・解説・関連場所が、すごく分かりやすく記載されています。赤穂浪士四十七士と「いろは」の仮名の数が同じ47文字で、忠臣たちの事績を集め残したい気持ちから「蔵」を用い「仮名手本忠臣蔵」と名付けたっていうのは意外と知らない。吉原がどんな所だったかの詳細説明を把握しておくと、今後時代劇観たり時代小説読む時にイメージが膨らませやすいです。冒頭の中村勘三郎丈のエピソードだけでも読む価値ありますし。歌舞伎ビギナーからオタクまで楽しめる内容です。2020/01/22
ポメ子
5
歌舞伎の作品と、そのゆかりの地などが、紹介されている。 二章目は、歌舞伎に登場する遊女の説明もある。絵付きでわかりやすく、町歩きのきっかけにもなった。2019/12/07
skr-shower
4
演目・ゆかりの場所・元になった実在の人物と盛り沢山。「切られ与三」の木更津・モデルの伊三郎ゆかりの大網清名幸谷とどちらも縁の深い場所で、より身近な演目に感じられる。2019/09/26
一彩
0
歌舞伎と人形浄瑠璃2025/02/15
azusan
0
歌舞伎ゆかりの場所を観光ガイドよろしく紹介してくれる本。コンセプトが面白いな~と思い手に取ったら、歌舞伎入門にも最適な本!演目の紹介が、こんなに分かりやすく語られているのは、ありそうでなかったくらいなのでは? 近所に河竹黙阿弥のお墓があるのも知れたのが嬉しい。 過去と今が歌舞伎を通じて繋がる、不思議な感覚が味わえました。2020/12/05
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- 和書
- 人生、しょせん気晴らし